あままめログ

丸の内で働くアラフォー母の日々の記録。好きなものや、好きなこと、ときどき仕事や育児の悩みなど。

死と縁と、遺伝子と。

この仕事を始めてからお盆休みを取ったことは一度もないのだけれど、今週は世間の皆様はお盆休み。おかげで仕事の流れがやや緩やかで、いつもより少し余裕が持てた。でもそれも今日までかな。

小さいころはお盆休みが楽しみだった。離れて住む父方の親戚たちが集まってきて、お坊さんにお経をあげてもらって、それからみんなで揃ってお墓参りをした。それが終わったら川遊び、花火、盆踊り。いとこたちと遊ぶのはとても楽しかった。でもそれ以上に思い出深いのは、父方の祖父を手伝って神具・仏具の手入れやお墓の掃除をしたこと。祖父は特に信心深いわけというではなかったけど、神棚と仏壇は神聖なものであり、神様仏様ご先祖様を畏れ敬うようにと、私たちに教えた。だから仏事や神事のお手伝いをさせてもらうのはなんだか一人前と認められたようで誇らしかった。それが今では、お盆なのにお墓参りどころか帰省すらできていない。おじいちゃん、寂しがっているかなぁ。

そう言えば母方の親戚とはもう20年近く会っていない。最後に会ったのは母方の祖父の葬儀のときだったかな。当時まだ私は大学生だった。すでに母方の祖母と母は亡くなって久しく、父と母の兄弟はあまり仲が良くなかったので、祖父が亡くなって完全に縁が切れてしまった。法事にも呼ばれなければ、年賀状などの挨拶もない。別に形式的な親戚づきあいをしたいわけじゃないけど、私のルーツの半分とは母方なのにな。もう連絡すら取れないというのは、なんだかちょっと寂しい。

人は死ぬ。そして縁は切れる。それを維持したいかどうかには関わらず、時間が経つにつれて関わりは薄れて、記憶はしまい込まれて行く。でも、それはどう足掻いたってもう仕方ないよね。いつか私が死んでしまったら、途切れた縁の手がかり残るのは娘のなかの遺伝子だけ。でも、私に残る母の面影が娘にも受け継がれるとしても、娘にとっては一度も会うことのできない人の面影なんてぴんとこないんだろうなぁ。

母と私。やっぱり私は圧倒的に父に似ている。そして娘は多分夫に似ている。母方の遺伝子どこ行った… 笑。