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東京ワーキングマザーログ

「Grimm」ー 魔物とイケメンと、ドイツ史へのノスタルジー

イケメンが魔物退治するドラマと言えば代表作は「スーパーナチュラル」だと思うけど、私の推しはこの「Grimm」。魔物と特殊能力者(スーパーヒーロー)を足してダークファンタジーで味付けした刑事ドラマ。「スーパーナチュラル」に比べるとイケメンが少ないけど、背景設定や小道具に漂う歴史感がたまらなく好き。

ポートランド市警の殺人課の刑事であるニックは、ある事件をきっかけにこの世界には人間の姿をした魔物(ヴェッセン)が潜んでいること、自分がそのヴェッセンたちを狩る種族「グリム」の末裔であることを知る。実は「グリム童話」はグリム一族によるヴェッセン狩りの記録でもあった。ニックはグリムの知識と力でヴェッセン絡みの不可解な事件を解決していくうちに、やがてグリムとヴェッセンをめぐる謎や抗争に巻き込まれていくー というのがざっくりとしたストーリー。1話完結の事件にメインプロットの伏線が張られてじわじわと同時進行していくという、「メンタリスト」なんかと同じタイプ。

アメリカが舞台だけど、「グリム」ゆえに架空の固有名詞なんかにドイツ感があって、大学時代にドイツ史を専攻してた私はなんとも言えない懐かしさがこみ上げてくる。笑。そこもこのドラマにはまった理由のひとつだけど、ニック役の俳優さんは私好みのイケメンだし、ヴェッセンの各種族(平和なタイプから獰猛なタイプまでいろいろある)のキャラ設定も楽しいし、事件や戦いを通じて、ニックと仲間たち(ヴェッセンもいるし人間の警察仲間もいる)が結束していくのも好き。ファンタジー的にはダークだけど、話としては重くないのもいい。

しかし、シーズンごとに別々に観たせいで、途中から誰がなんの勢力でどういう敵なんだったか、何をめぐって抗争してるんだったかが、よく分からなくなってしまった…。ちゃんと伏線回収できてたのかも謎。笑。6シーズン通しで観たらまた感想が違うかもしれないけど、ドラマのコンセプトは楽しかったし、キャラクターも魅力的だから、それでよし!

スピンオフが製作中という情報も。もし完成したらこれも是非観たいー!!

‘Grimm’ Spinoff With A Female Lead In Works At NBC – Deadline