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東京ワーキングマザーログ

「The Good Place」ー 新しい死後の世界へようこそ

次に何を観ようかと迷ったとき、私が参考にするのは大概Rotten Tomatoesなんだけど、この「The Good Place」はシーズン2と3のトマトメーターが100!

あらすじを読んだ限りではピンとこなかったんだけど、評価の良さが気になったので観てみた。最初数話は「うむ?」って感じだったのが、シーズン1の終盤でガツンと来て、やめられなくなった。笑。できることなら一気に続けて観て、ふわっとしたこの世界に引き込まれるのがおすすめ。

主人公はアリゾナ出身で、自他共に認める「trashbag」のエレノア。目が覚めたら死後の世界にいたエレノアは、同姓同名の善人と間違えられて「The Good Place」(いわゆる天国)に送られたことに気付く。偽物とバレないようにと躍起になるエレノアだが、「The Good Place」に相応しくない奇妙な事件が次々と勃発。ソウルメイトとして紹介された倫理学者チディの助けを借りてなんとか騒ぎを収めようとするが、“Miss イギリス上流階級“でイヤミな隣人タハニ、そのソウルメイトで沈黙の僧侶のジャニュも加わり、事態は思わぬ方向へ進んでいく… というストーリー。

「死後の世界」の話なんだけど、天国地獄ではなく「The Good Place」・「The Bad Place」という呼び方が新しい。まーでも要は天国地獄なんだけど、全体がパステルトーンな、妙に明るくて軽妙なコメディドラマ。ドロドロ感や暗くて重たいところが一切ない。

メインキャラは前述の4人のほかに「The Good Place」の建築家マイケルとのAIアシスタントのジャネットを加えた6人で、白人、黒人、インド系、アジア系が揃ったソツのないキャスティング。この6人のキャラクターのバランスとコンビネーションがとてもよくて、次々と意表を突いた展開が繰り出されるけど、キャラクターたちのほどよいコミカルさのおかげで、なんかこう安心して楽しめる。往年のシットコム感。

エレノアを演じるのはクリステン・ベル。相変わらず可愛い。潔いほどの自己中心的なクズ女をこれほど爽やかかつ好感度高く演じられる女優は他にいないよね。しかしなんかずーっと若いよなーと思って調べたら、もう38歳だった。ぜんっぜん38歳に見えないんですけど。どういうこと?笑。

インテンスなドラマに疲れて、ゆるっと楽しみたくなったときにおすすめ。新しい死後の世界があなたを待っています。